子どもの配当収入が僅かですがあったため、還付の確定申告をしました。
結論ですが、子どもの分の確定申告を我が家はe-Taxできませんでした!
なぜe-Taxできなかったのか、子どもの確定申告の提出方法についてご覧ください。
子どもが確定申告する場合
子どもが確定申告するには、下記の3パターンのいずれかに該当した場合です。
1. アルバイト収入が「年間103万円(基礎控除)」を超える場合
- 103万円以下 → 所得税は発生しない(申告不要)。
- 103万円超 → 所得税がかかるため、確定申告が必要。
- ただし、源泉徴収で税金を引かれている場合は、申告すれば還付される。
2. 給与以外の所得が年間48万円を超える場合
- 投資収益(株・FX・仮想通貨)、フリマアプリ、YouTube収益などが該当。
- 給与とは別に、年間48万円を超えると確定申告が必要。
3. 親の扶養から外れるケース(年収130万円以上)
- 130万円以上稼ぐと、親の社会保険の扶養から外れる可能性 あり。
- 所得が増えると親の税金負担が増えることもあるので要注意。
今回は2の投資利益に該当したため、確定申告しました。
確定申告の提出方法
確定申告の提出方法は3通りあり、それぞれメリット、デメリットがあります。
提出方法 | 方法 | メリット | デメリット |
書面提出 | 確定申告書を作成後、税務署に郵送 or 持参して提出する | 確定申告書を手書きで作成できる PC・スマホがなくても作成できる マイナンバーカードが不要 | ・税務署へ持ち込む(郵送する)手間がかかる ・還付の場合、振り込まれるまで時間がかかる |
e-Tax(ID・パスワード方式) | 税務署で登録したID・パスワードを利用し、確定申告書を電子送信する | ・還付の場合、振り込みまでの時間が早い ・マイナンバーカードが不要 | ID・パスワードを取得するのに税務署へ行かなければならない |
e-Tax(マイナンバー方式) | マイナンバーカード和利用し、確定申告書を電子送信する | 還付の場合、振り込みまでの時間が早い | ・マイナンバーカードが必要 ・署名用電子証明書がない場合利用できない |
現在、PCやスマホを持ち、マイナンバーカードを所有している方は、e-Tax(マイナンバー方式)での提出が簡単でおススメです。
子どもがe-Taxで提出できなかった理由
e-Taxで利用するマイナンバーカードに格納された証明書等は、以下の3つです。
- 署名用電子証明書(英数字6文字以上16文字以下のパスワード)
- 利用者証明用電子証明書(数字4桁のパスワード)
- 券面事項入力補助用(数字4桁のパスワード)
実はこのうち、未成年者はマイナンバーカードの署名用電子証明書を作成できません。
そのため、今回の確定申告書提出に当たり、e-Tax(マイナンバー方式)を利用できませんでした。
子どもの確定申告の最適な提出方法は?
どうしてもe-Taxで提出したいという場合には、ID・パスワード方式でe-Taxを利用するしかありません。
ただし、事前に税務署でID・パスワードを取得しなければならないため、なかなかハードルが高いです。
そう考えると、子どもの確定申告の最適な提出方法は、書面提出となりそうです。
ID・パスワードを取得したいですが、開庁日に税務署へ子連れで行くのは難しそうです。このままであれば、来年もまた書面提出となりそうです。

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